茶道具『高松 青松園工房 名工「光真造」ケヤキ丸盆』讃岐漆芸 検:磯井正美 人間国宝 欅煎茶盆 表千家 裏千家 茶事 七事式 小売 懐石料理 会席

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商品情報

サイズは、径35,5×高さ2,5㎝です。経年の小傷は多少あるかと思われますが、ダメージとなるような傷みはございません。 美品です。香川の漆芸(讃岐漆芸)は、江戸時代後期に登場した玉楮象谷たまかじ ぞうこくによって始められ、「蒟醤きんま」、「彫漆ちょうしつ」、「存清ぞんせい」の三技法が確立されました。象谷の死後、弟の藤川黒斎ふじかわ こくさいは、蒟醤、存清の技法をもとに実用漆器の産業化をはかりますが、制作に手間がかかる事から粗製濫造に至り、明治末期には讃岐漆器の代名詞ともなった存清は姿を消します。それに代わり漆器産業の中心となったのは木彫りに彩漆を施した「讃岐彫さぬきぼり」であり、これらを扱う店「百花園ひゃっかえん」とその周辺からは石井磬堂いしい けいどう、鎌田稼堂かまだ かどうなどの彫りの名手を輩出しています。讃岐漆芸中興の祖とも称される磯井如真いそい じょしんは、象谷や黒斎などの作品を通じて研鑽し、大正初期、「点彫てんぼり蒟醤きんま」を創案し、奥行きと立体感を表現することに成功しました。また磬堂の内弟子であった音丸耕堂おとまる こうどうは、多彩な彩漆を用いて、優れた彫漆作品を生み出しています。1955年に重要無形文化財認定制度が制定され、彫漆で音丸耕堂、翌年に蒟醤で磯井如真が認定され、その後も、85年磯井正美いそい まさみ、94年太田儔おおた ひとし、2013年山下義人やました よしとがそれぞれ蒟醤で認定されています。また、日展では明石朴景あかし ぼっけいや真子実也まなご じつやがパネルやオブジェを制作し、室内装飾に新境地を拓いています。

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