小売 京都「雲色堂(うんしきどう)」鉄瓶(在銘 雲色堂造)

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京都「雲色堂(うんしきどう)」の鉄瓶です。鶴首鉄瓶でしょうか。共箱はありません。 以下の『』は「雲色堂」のサイトに記載の記事を部分的に引用させてもらったもの。 『鉄瓶はもともと手取釜と呼ばれ千利休の時代から茶の湯の道具として、さらに庶民の生活の中でも使われていたが、江戸中期に京都の「龍文堂」によって京鉄瓶として大きなブームに、明治期には多くの鉄瓶職人が技術を競い合い様々な鉄瓶が美術品として輸出された。現在海外の博物館は豪華な象嵌細工の京鉄瓶を所蔵。しかし、戦時中は金属供出で物資が不足し京都の多くの工房が廃業に追い込まれた。 10年程前より京鉄瓶の古物がブームとなり中国茶道の一つのアイテムとして再認識され嗜好品として利用されるように。(当時の外国人バイヤーによる買付けの過熱ぶりは記憶に新しい、出品者の感) 「雲色堂」は、明治期の十代目「和田美之助」が京都に住し「雨宮金寿堂」に学び鉄瓶を制作した時の屋号で、平成21年に「和田美之助」を襲名した現十三代目は、「雲色堂」の銘で明治期に途絶えた京象嵌の鉄瓶の復興、再現に尽力するとともに、新たな美術工芸の研究、創出、制作に注力。』 伝統ある京都「雲色堂」の姿の美しい鉄瓶ですが、制作時期は不明です。目立つような汚れやキズ、発錆などはそれほど見当たらず、使い込まれた様子はないように思います。 梅形銀(?)摘の銅製の蓋ですが、その裏には崩し字で「雲色堂造」の在銘が、同じ在銘でも鉄瓶によって字体が異なるようです。何代目の作品かによって、同一人であっても制作時期によって崩し字の字体は異なるのだと思いますが、十三代目か十二代目かなどは不明です。ちなみに、形は異なりますが酷似した字体の鉄瓶がサイト上で見られました。 大きさ、重量は概ね次の通り。 高さ(持ち手含)21.5cm、横幅(持ち手~注ぎ口)17cm、 口径8.5cm、胴径15.5cm、深さ12cm、蓋径9.5cm、 蓋重量250g、全体重量1430gです。 なお、水漏れのないことは確認しています。 伝統ある京都「雲色堂 和田美之助」の姿の美しい鉄瓶です。 制作時期、使われた期間などは不明であることをご理解の上、お茶道具として、或いは効果は分かりませんが鉄分補給に日常生活でお使いいただければ幸です。

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